品質への取り組み

■1971年、時代に先駆けてパック入りの味付もずくを商品化!

1971年、当時流通していた「もずく」と言えば、調理用の素材(塩もずく)が一般的で、産地の近隣の家庭で味付けされ、食べられていました。そんな「もずく」を、もっと手軽に、たくさんの人に食べて頂きたいという思いから、隠岐の島産の糸もずくを味付けして袋に詰めてお届けしたのが35年前です。一つの素材と向き合って改良を重ねた35年間で、私たちは「もずく」からいろいろな事を教わりました。これからも「もずく」と真摯に向き合って、本当に美味しい「味付もずく」をお届けするために、努力を続けます。

素材の味を活かした味付け

会議の写真本当に美味しい味付もずくってどんな味?・・・こんな問いかけを繰り返す内に、お料理上手なお母さんが家庭で調理する「もずくの酢の物」にたどり着きました。商品ともなると、色合いをことさらに美しくしたり、売るための保存性を重視しすぎたりと更に美味しさから遠ざかる要素がたくさんあります。本当の美味しさを求めて、お料理上手なお母さんの家庭料理をお手本にしながら改良を重ねています。できるだけシンプルに、基本的な調味料だけで味付けします。まさに、家庭の台所が私たちの先生です。

■「人による食味検査」が決め手!

鑑定士の写真ひと口に「もずく」と言っても、栽培時期の天候や海水温度などの自然条件により、もずく特有の風味や食感が微妙に違ってきます。そこで井ゲタ竹内では、安定した品質を保つために、専任の官能検査パネラーを置き、原料入荷の都度に品質判定をしています。機械では判定できないようなデリケートな風味や食感を人の五感が判断するのです。原始的な判定のように思える「官能検査」ですが、人の五感にまさる検査機器はありません。「人を育て、人が品質を作りこむ」私たち井ゲタ竹内が大切にしている物造りの基本姿勢です。